きづけば講義中で、皆勉強に集中していた







ノートを見れば真っ白



何一つ書かれていない








「奏ーッ?」






「ん?な…に…………」







俺のことを奏と呼ぶ女子はこの学校で海だけ






だから優しく返事をしたら








「ここわかんなーい」








俺を呼んだ奴は海ではなく結崎だった