「それって…」 目を見開いてこっちを見る 意味はわかってないみたいだ 疑問そうに顔をしかめる 「奏は…ずるいよ」 走って部屋を出た いつもより、 思っていたより落ち着いた声だった 気づかなかった自分が悪いって気づいてる 希ちゃんにとられることなんて 目に見えてた