「知り合いなんだね、二人」 仲良さそうには見えないけど 知り合いみたい 「小学校の時のクラブチームが一緒だったんだ。ね?」 「まぁ」 そういえば奏、サッカーのクラブチームに入ってたな あたしも応援きてたけど、いたんだ 「へー、知らなかったな」 「じゃあ、いこうか、海ちゃん。今度ははぐれないように」 そういって坂妻くんは笑顔であたしの手を握った 「坂妻!」 奏が叫ぶ 「んー?じゃあまたねー」 だけどその声を無視して歩いていった