「そうなの…かな?」 「はい!私の…って!あれ、海ちゃん!」 気づけば頬に伝う涙 詠歌の優しさに心がゆれた 「泣かないでください!4組の子がきちゃいますから!ね?」 「そーだった!」 すっかり忘れてたあたし 今、木陰で坂妻くんと詠歌のペアの広瀬くんを待ってたんだ 「それと岩城くんが心配しちゃいますから、おっと。これはヒミツでした」 わざとらしく笑う詠歌 こんな友達きっともうできないよ