するとそこには、先輩の姿があった。
「遥の好きなやつって、あいつのことだったのかよ!!」
先輩は怒りのこもった口調で言った。
「なぁ! あんな奴に負けたのかよ?
このオレが」
険しい表情で、私の目の前まで先輩はやってきた。
こんな先輩を、見たことがない。
別れてからずっと、先輩の視線は感じてた。
むしろ、付き合ってた頃よりも…。
廊下でも、話しかけられてたし。
唯も気を使ってくれてはいたけど。
先輩は私を、突然抱き締めた。
その力が強くて、息が出来ないくらい苦しい。
私は必死に抵抗した!
前までだったら、そんなことは考えられないことだった。
それからさらに、顔を無理やり近づけてキスをしようと迫ってきた…。



