「私は今、どうしたらいいのかわからないんです…



だけど、いつか愛を支えられるようになりたい。


そう、思ってます」



 私が言い切ると、京ちゃんは驚いてた。




「良く言ってくれたわ!!



遥ちゃんがそう言ってくれるとは、思わなかった。



そうね、過去は過去。



今は今なのよね。



人の気持ちは、常に前に向かって進んでいくものだしね。



愛もいつかは、過去の苦難を乗り越えなくちゃならないんだし。



愛を支えてあげて。



私で力になれることがあったら、何でもするから」



 明るい表情で、ポンと軽く京ちゃんは私の肩をたたいた。