☆オカマに恋した☆






 愛が遠くへ行ったことを確認すると、可奈さんは話始めた。




「二人はいつも笑ってて、幸せそうなカップルだった。



だけど、ある事件がきっかけとなって、真奈美は自殺したの」




「事件って?」




「真奈美には、ストーカーがいたの。




当時犯人は、十三歳で真奈美達と同い年だった。




駅で偶然彼女を見かけて、好意を抱くようになって、つけ回すようになったらしいの




そいつに、真奈美はレイプされて。




そのショックに耐えられなくて、彼女は飛び降り自殺をしたの。




しかも愛に、そのことを打ち明けずに…




いや、言えなかったんでしょうね。





その後愛は、彼女の友人を問い詰めて、一部始終聞き出して、何日も現場に張り込んで、ようやく犯人を探しあてたの。





でも偶然にも、愛が復讐しようとした時にはもう…




そいつは火事で、焼け死んでた。




犯人の家族も全員。




愛はやり切れなかったんでしょうね。




何を恨んだらいいのかも、わからなくなってて。




自分を責めることしか、出来なくなってたみたい」



 可奈さんは、潤んだ瞳で言った。