どこを探しても、もうこの世には彼女はいない…
何て…何て悲しいんだろう。
連絡が途絶えてしまっても、生きてさえいれば、どこかで偶然再会できたかもしれないのに……
それももう、ないんだ。
私はあてもなく外へ出て、歩き始めた。
どこにもいなくなってしまった彼女を思い出し、涙が流れ出した。
にじんで光る、この街灯の光の中に溶けてしまいたい…
私にだって、彼女を助けられたのかもしれない。
苦しんでいる彼女に、気づけなかった。
私にだって、責任があるように思えた。
すれ違う人達は、いぶかしむような目で通り過ぎている。



