☆オカマに恋した☆






 少し緊張ぎみに、通話ボタンを押した。




四回の呼び出し音の後、




「はい、桜井です」



 と、懐かしい声が響いた。




まーちゃんの、お母さんだ!!




「お久しぶりです。




市川です!




小学生の頃、真奈美さんと仲良くさせてもらっていたんですけど、覚えてますか?」



 忘れられてたらショックだな、と思いながらも話した。




「もしかして、遥ちゃん?」



 あのころと変わらない声で、不思議そうに、そう言った。




「そうです。



お元気でしたか?」



良かった。




覚えててくれた!!




「ええ、まあ」




「あの…真奈美さんいらっしゃいますか?」



 しばらくの沈黙が続いた。