☆オカマに恋した☆

「遥の隣にこうやっているのって、だめなのかな?




…ずるいことかな…」




 真剣にゆっくりと、愛は言った。



柔らかな風が、愛の髪を揺らした。




「ずるくないと思う」




「ごめん……




ずっとずっと……



振り向けないとしても?」



 愛のその言葉は、私の心臓を直撃した。




真奈美さんという人が、愛の心にいるんだ…