「唯?」
私はもう一度、呼びかけた。
手をそっと、唯の背中にあてて、さすろうとしたら、
「離して!!」
そう、すごい力で払い除けられてしまった。
しばらくして唯は遠くを見つめ、潤んだ瞳でこう言った。
「私ね…本当はずっと、ちっちゃい頃から……
広のこと好きだったんだ。
遥が広を好きになる、ずっとずっと前から…
それなのに遥、私の気持ちも知らないで、広と付き合って…
でもね、付き合ったのも許せなかったけど、そんなに好きじゃないのに、一緒にいたってことは…
もっと許せなかった!
ずるいよ!
ずるすぎる!!」
そう言うと、私をキッて睨みつけた。
私はもう一度、呼びかけた。
手をそっと、唯の背中にあてて、さすろうとしたら、
「離して!!」
そう、すごい力で払い除けられてしまった。
しばらくして唯は遠くを見つめ、潤んだ瞳でこう言った。
「私ね…本当はずっと、ちっちゃい頃から……
広のこと好きだったんだ。
遥が広を好きになる、ずっとずっと前から…
それなのに遥、私の気持ちも知らないで、広と付き合って…
でもね、付き合ったのも許せなかったけど、そんなに好きじゃないのに、一緒にいたってことは…
もっと許せなかった!
ずるいよ!
ずるすぎる!!」
そう言うと、私をキッて睨みつけた。



