☆オカマに恋した☆






 隣の教室を、勇気を出して覗いてみたけど、愛の姿はなかった。




屋上にいるような気がする!




そう思って、屋上へと向かった。





 暗く低い雲が重なり合い、今にも雨が降り出しそうだ。





 こんなに天気が悪くて、寒い日だっていうのに、愛は眠ってた。






何気なく見ると、メガネを通り抜け、一粒の涙が頬を伝っていた。





 眠りながら、泣いているのかな…




私はそんな様子に驚いた。