☆オカマに恋した☆

「でっ、愛とはどうなの?」



 唯はからかうように言った。




「どうもこうもないよ。



この前愛に



『これから先ずっと、誰も好きにならないと思う』



とか言われちゃって」




 そのことを思い出し、暗い気持ちになっていた。




「何それ?



意味がわかんない!?




オカマだと思ったら、今度は誰も好きにならない、だなんて頭おかしいんじゃないの?



そんなことありえないでしょ。



頑張りなよ!!



ってことは、広にはチョコあげないの?」



 さすが唯、頭の回転が素早い。