「あっ、制服平気だった?」
急に我に返ったように、愛は言った。
「うん、乾けば何てことなかったよ」
「すまないわね。
わざわざ」
そう言い、すっと受け取った。
「そうそう、スタイリング…
もっとトップをフワッとさせた方がいいと思うの」
愛は胸ポケットから、鏡を取り出して、私の髪を動かした。
「ここをこうね…」
愛の手は優しい。
愛の手にかかると、魔法がかかったみたいに変化する。
いつか、いつか…この手に触れられたらいいのに…
大きくて、すっと指も長い。
「すごいね!」
「ワックスは、何回手を入れても、復活するからさ!!」
すっごい、ドキドキした!!
そうだった、京ちゃんが崩れてきたら直してね!
って言ってた。
「じゃあね〜」
手を振り、待っていてくれてる唯のところへと戻っていった。
急に我に返ったように、愛は言った。
「うん、乾けば何てことなかったよ」
「すまないわね。
わざわざ」
そう言い、すっと受け取った。
「そうそう、スタイリング…
もっとトップをフワッとさせた方がいいと思うの」
愛は胸ポケットから、鏡を取り出して、私の髪を動かした。
「ここをこうね…」
愛の手は優しい。
愛の手にかかると、魔法がかかったみたいに変化する。
いつか、いつか…この手に触れられたらいいのに…
大きくて、すっと指も長い。
「すごいね!」
「ワックスは、何回手を入れても、復活するからさ!!」
すっごい、ドキドキした!!
そうだった、京ちゃんが崩れてきたら直してね!
って言ってた。
「じゃあね〜」
手を振り、待っていてくれてる唯のところへと戻っていった。



