零に運んでもらって会議室に入り、自分の席へとついた。
その数分後に清、水希、アリア、マリア、皇紀が集まった。

「まずは報告か」

「…」

俺とバレット姉妹はじっと机を見ていた。
誰の顔も見たくない。

「先ほど、この騎士団から道化の仲間が現れた。裏切り者は俺が始末した。そしてかけらは道化のもとにわたってしまった。」

「かけらって何?」

始めに発言をしたのは皇紀だった。

「皇紀と水希が襲われたときに、凛の妖力のかけらが盗まれたと会議で言ったが、あれは嘘だ。騎士の情報が外に流れることがあるのはおかしいと上はこの中に裏切り者がいると予想を立てたんだ。だから皇紀たちをその日助けた清、アリアそして司令官である俺で秘密裏にかけらを保管していた。」

「その裏切り者って…」

微かに震えているように水希は兄に向かって声を出す。

「須藤沙羅。あいつは道化の一味で俺たちの情報を流し、さらにかけらを奪った。」

「さ、ら…が?」

「水希、悲しいのは分かるが、仕方がないことだ。」

「う…ん」

「会議は一応終わりだ。水希、薫の怪我を」

そういうと水希がすぐさま近くに来てくれて俺の足の傷口をふさいでくれた。

「毎回ありがとう」

「…これしか僕には出来ないから」

「俺は今から城に行く。後はアリア頼むぞ」

「行ってらっしゃい」

アリアは手を振ると零は頷き部屋を出て行った。