は?なんで俺が凜の妖力のかけらを持ってんの?

つか俺、何処に行けばいいんだよ?!

清は無事だろうか…
追っ手に殺されたなんてシャレになんねぇぞ!

しかし…だんだん頭がふらふらしてきた…

これがこのかけらの邪気か…?

「くそっ…!何だよ、この状況!!わけわかんねぇ!」

バンッ__

「あぐっ」

脚がもつれ顔から地面に落ちた。

「い…痛い…脚を撃たれたか」


「鬼ごっこおしまい。さ、それを大人しく渡して」

後ろから来た人間はクラブの道化だった。

クラブ模様はにこりと笑いながら近づいてきた。

「誰が渡すかよ。」

撃たれた右足を引きずりながら手で後ろに進む。

「威勢がいいやつ嫌いじゃないけど、君はこちら側の人間だからそれは避けたいな」

「この前から何を…俺は騎士だ!道化と違う!」

「…星が哀しむがこの場合は仕方ないな。もう何度も説得した。君が悪いんだからね。」

クラブ模様は俺の頭に銃口を向けた。

「かけらを何に使う気だ…」

無線機から清の応援を呼ぶ声が聞こえた。

少し時間稼ぎをすればこのかけらを守れるかもしれない…

苦し紛れだが…応援がくるまで…それまで…


「これ?これは、ロキに渡すんだよ」

「お前たちは、その力を使って國を滅ぼす気か?」

「國を滅ぼす?」

そう言ってクラブは噴きだして笑った。

とても可笑しそうに。

「何がそんなに可笑しんだ?」

「可笑しいさ、あぁ、凄く可笑しい!俺らはただの復讐劇の舞台役者、反逆者と間違われては気分が悪い!」

「復讐というならば、お前たちの狙いは3年前の戦争だろ?…零だけを殺すためか…」

「わかってるじゃん。」

これを奪われたらきっとこちら側の勝ち目が低くなる…

「さ、渡す気になったか?」

「渡さないよ、絶対に」

死を覚悟して目を瞑った。
暗闇が怖かった____