こんな喧嘩口調のやりとりも懐かしくて思わず笑ってしまう。

「ところで二人は何しにコルディアに?ミラに戻ったんじゃなかったっけ?」

「昔の友人に会いに来たのさ。ちょうど水希くんが居たから懐かしくて声をかけたんだ」

「そうだったんだですか!しばらくこっちにいますか?」

「あぁ、そのつもりだよ」

「よかった♪本部に遊びに来てくださいよ!僕をいれて新しく4人入ったんですよ!」

「こちらの用事が早く済むようだったら顔を出すことにするよ。な、スタン」

「おうよ。てかお前任務中だったか?」

「あ、そうだった。任務じゃないけど、僕用事があるんで失礼します」

「呼び止めて悪かったな、またな」

僕はお辞儀をしてその場を離れることにした。

キトスさんとスタンさんも反対側に向かって歩き出した。



―――――


「変わらないな」

水希の姿が見えなくなったころ、キトスが声を出した。

「変わらないほうがいいさ…」

スタンはキトスの顔を目だけで見て答えた。

2人はトランクの持ち手を掴み歩き出した。

「かけらあった?」

「多分持ってない。きっと、違う場所に隠してある…早く見つけないと」

「今度は失敗出来ないな」

「2度は失敗しねぇよ」

「そうだな」

スタンはそう言って嘲笑う。

「さて、お兄様、これからどうしましょうか?」

「お兄様とか気持ち悪いから。んっと、とりあえず沙羅だけじゃ動くのも大変だろうし本部に進入しましょうか、弟」

「そうしましょう、そうしましょう」

2人は路地へ入った。