零は眉間のしわを濃くさせ写真ごと机を殴る

___ダンッ!

思わず俺はびくんと肩があがった。

「昨日、ヴィレ卿が亡くなった。そいつらに殺されてな」

「ヴィレ卿って昨日の…」

「そうだ。昨日の会議の資料をもってヴィレ卿は城へ向かったんだが、途中で襲われてな。俺が護衛すればよかった…」

「零は姫の護衛があるんだからしょうがないだろ?」

「だが…」

「でもよく写真がとれたな」

「襲われえた場所が城内だからな。侵入者用のビデオを写真にしたものだ。」

「城内?!嘘だろ?!城内には護りの兵士がいるだろう!」

「気絶させられていたよ。挑発のようにな!」

零は悔しそうに歯をかみ締めた。

「こいつらはこれを狙っていたかもな。水希の予想は当たっていた。戦力を薄くしてヴィレ卿を確実に仕留めるようにな。もっと早く行動してれば…!!」

零のイライラは収まりそうにない。

「写真を焼き増しした。皆に配っておいてくれ。」

零は人数分の写真を俺に渡すと目頭を支えてソファに横になった。

「悪いが…なんかあったら起こしてくれ。3日は限界だ…」

零はそういって目を瞑ってしまった。

今までの流れが一瞬だったようにあっさりと零は寝てしまった。
よほど警護が疲れたのかもう寝息をたてている。


3日もほとんど寝ていなかったのか…


「お疲れ様、司令官」

俺はそういって司令室から出た。