手には硬い柄のような感触が現れた。
そっと目をあけると俺の粉々になった剣が手に収まっていた。

「俺の剣!」

「俺のリボルバー!」

2人して感動をしているとキィィンと不快な機械音が闘技場に響いて渚さんの怒号が響いた。

「おら、さっさと始めんか!貴様らの武器つくんねえぞ!!!」

武器は元に戻ったのに…?

「薫、皇紀。その武器は所詮幻にすぎないんだよ。武器は元に戻ってない。だから渚さんの言うとおり早く戦ったほうがいい。あとが面倒だから」

そう言ってひらひらと手を振る。

「んじゃ遠慮なく!」

俺は剣を両手で握り締めて皇紀に向き直る。

「こっちも、遠慮なしに!」

にっこりと笑って皇紀は引き金を引く。

弾は俺めがけて数弾撃たれたので皇紀を中心に移動しながら皇紀の弾丸を避ける。俺は零や清のように弾丸を剣ではじく自信がまだない。

だから正直皇紀と戦うことに抵抗があった。

俺は皇紀と違って近距離先方だ。
はっきりいって皇紀の弾丸をはじくことが出来なければ俺の勝ち目がない。