5人組は森奥深くで休憩をしていた。
焚き火をし、その焚き火の周りを囲むように4人は座り、1人は横たわって寝ていた。

「それにしても2人ともよく無事だったな。」

声をかけた青年の焚き火を挟んで反対側に座る2人の男は首を垂れ申し訳なさそう頭をかく。
2人の顔はよく似ていて同じ人物が並んでいるようだ。


「わりぃ」

同じ顔でも髭を生やしている男が罰が悪そうにまた苛立ちを表すように謝罪する。

「スタン、俺が失敗したから」

「キトスが全て悪いわけじゃないよ。次、頑張りましょう」

赤い髪が特徴の女性はキトスと呼んだ人間の肩を軽く叩いた。

「落ち込むことはない。やつはあれを使いこなせない。ここからが本番さ。」

最初に言葉を発した青年は焚き火の火の中に小枝を入れながら喋る。

「なんとなく保管場所は検討がついているんだろ?キトス」

「あぁ。水希の他にカケラを保管できる人間は…零か、清しかいない。考えられるのはその2人だけだ」

「すぐにでも取り返そう。誰か、本部に潜入して、あいつと合流して」

「その役目は俺たちしか出来ないな。このまま零に踊らされたままじゃ癪だね!キトス行こうぜ」

「分かってるよ。レオ達は近くで待機しててくれるか?俺たちが万が一何かあってもカケラさえ手に入れられればこっちのもんだ」

レオと呼ばれた男と赤髪の女は頷き賛同の意を表した。


「さぁ…行こうか」

焚き火の火を消し、近くで横たわる少年を起こしそれぞれの行くべき場所は彼らは向かった。