「…時はきたり。」

男は回りに立ち並ぶ仲間に声をかけた。

皆、それぞれ面を被り黒い服飾をしていた。






誰にも存在を知られず


誰にも気づかれずに










「ねぇレオ。うまく…いくのかな?」



面をつけた女がそう言うと、レオとよばれた男が頭をくしゃっとなでた。

「やめるなら今だよ。」

女は首を振って拒否をした。

「やめない。でも死ぬ気はないの」

女はそういって一歩踏み出した。

「この命つきるまで、皆に付き合うよ」

「俺たちも、死ぬ気はない」

双子の男達が肩を組みながら言った。

しばらく男は呆けていたが、にっこり笑った。

「じゃぁ、行こうか。」

決意を固めた5人は城壁を越えた。



"あれを"取り返すために_____