「なんで起きないんだ?!」

徐々に日が昇り太陽は7人を照らす。

「なぁ…起きろよ」

雫の目から涙が人の顔へと落ちる。
雫につられ、ハート、ダイヤが涙をこぼす。

朝日は森を照らす。

「いい加減、起きろよ!」

だが人が起きることはなかった。

「何故起きないんだ?このかけらが全てじゃないのか?!」

ダイヤは何か他の方法がないか頭の中で考え続けた。
そして1つの方法がぽんっと頭の中に現れた。
けれど、それで本当にこの人の意識が戻るのかと考えたところで保障はない。

それでもダイヤはそれ以外の方法が浮かび上がらなかった。

「ねぇ、レオ。古都薫のかけら…」

雫は何かを思い出したかのように古都薫の顔が頭に浮かんだ。

「…そうか。古都薫だ。あいつが持っているんだ。」

雫は武器を持ち人間の傍から離れる。

「…古都薫を捕まえよう。」

「は?なんで?!」

クラブは雫たちの言葉を理解できないとでも言うように手を広げて示した。

「まだ方法がある。古都薫の妖力を取り返せばきっと…きっと封印が解ける!」

「そうか…古都薫に妖力を渡したのがあいつだから…」

「古都薫から妖力を取り返せばもしかしたら封印が解ける可能性があるってことね。」

ハートとスペードがいち早く反応した。

「俺は今から沙羅を墓の中に入れに國に戻る。」

「じゃぁ俺も兄貴と一緒に國に戻る。リベトリア様に事情を話して、こいつを癒しの湖に連れて行く。全て終わったらそっちと合流する。いいよな?」

「あぁ。頼む。」

クラブは亡骸を抱き上げ、スペードが人間を抱き上げた。

「よし、俺とリオは古都薫を。ロキは神父のところにいろ!」

ダイヤは頷く。

「ラグ、行こう」

そうダイヤが声を掛けると妖魔は地面に沈んでしまった。





「よし、行こう!」