「動ける皆はすぐに妖魔退治に出て。きっとかけらのせいで妖魔の動きが酷くなるかもしれない」

「了解」

「薫も行くの?」

アリアが俺の肩に手を置いた。
その手が動かないほうがいいといっているように感じた。

「もう大丈夫だ。こんなことで休んでいられない」

「無理は禁物よ」

「無理なんかしてないって」

俺は立ち上がりジャンプしてみせる。

それを見てアリアはため息をする。

「…今は少しでも人手が欲しいものね。無理そうなら直ぐに本部に戻るのよ。皆もね」

「わかってるって」



_____確証なんてない。

でも、俺が思ってることが正しいのならば…

俺を道化側だというのは、ロキ=ロレッタの協力者の霜崎凛がシン族だったから…

でも俺のことをシン族だと知っているのはあの2人だけ。


だったら…ロキ=ロレッタと道化はあそこにいる。


沙羅はきっと、騙されてた

もし、俺の勘があっているなら…きっと道化はあそこにいる。

「許せない…」