てか、「東宮」っていう言葉を 今聞きたくなかった… 「分かった。」 「失礼いたします。」 そう言ってメイドさんは出て行った。 私は黄色のパーティードレスに 着替えてパーティーに向かった。 本当は行きたくないんだけど、 うちの財閥が主催じゃ 休むわけいかないからね… 「はぁ…」 パーティー会場へ向かう車内には 私のため息しか聞こえなかった。 と思うよ。