時は2004年初秋。場所、千葉県。

僕は今、人生の一つ目の大きな選択を目の前にしている。

(父)
「優人が考え、出した答に何も言う事はない。自分が想う通りに進んでみな。いくらでも力になるから想うままにやってみなさい。」

有りがちながらも、力強い父のその言葉は僕の胸に響いた。

父親の寛大さを知り、
自分もこうなりたいと思った18の夜。

僕はこの夜、初めて自分の意思で人生を選び、そして走りだしたのだ。