2年生になって2週間がたとうとしていた。
まだあまり2年という自覚はないけれど
このクラスには結構なれてきた気がする。
今は昼放課。
みんなが騒いでるところに
桜が息を切らして走ってきた。
「ねえ、美羽!ちょっと話したいことがあるんだけど・・・。」
「桜・・・急にどうしたの?」
「・・・いいから、5限目ボイコットして話そ?」
「う・・・うん。」
桜の目がいつになく真剣だった。
ボイコットすることとか
今のあたしにはどうでもよくて――。
嫌な予感があたしの頭を過った。
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