「…じゃあ…そろそろ行くわ…」


沖永はそういうと立ち上がった。

俺は沖永を呼び止めた。


「…沖永…!!俺は…沖永を親友だと思ってるからな…!!」

酸素マスクの息がしにくいなか言った。









「…バーカ…当たり前だろ…??ユイを…頼んだぞ…」








沖永はそう言い病室を出て行った。

俺は沖永の後ろ姿をずっと見ていた。



また笑い合おうな。



そう心に呟いて。





「…ユイ…」

「…あたしは、荘司が大好きなの!荘司は??」


ユイは泣きそうな顔で言った。




であった時から返事は決まっていたのかもしれない。

沖永がユイへの俺の気持ちを気づかせてくれた。










「…俺も好きだよ…」









そういい俺は泣いてるユイを抱きしめた。