「…荘司!」


目を覚ますと俺は真っ白な部屋にいた。

見渡すと横にはフルーツのかごがあった。

真っ白なカーテンが風で靡いていた。

「…ユイ……と………沖永…??」


俺は横にあったイスに座っている二人を見つめた。

「…最後に顔見に来た…ゴメン…荘司……」


沖永はそういうと顔を俯けた。

「…最後…って…??」

酸素マスクを付けているから息がしにくい。

「…沖永…自首したんだよ…だから少年院に行くの…」

ユイは真剣な眼差しで俺に言った。

「…沖永……俺……平気なのに……」


俺は苦しながら言った。


「…どこまでお人よし何だよ………」


沖永はそういい泣いた。


俺も沖永を見て泣いた。









沖永とユイが









俺を呼んでくれた…









それだけで嬉しかった…