「ごめん。 こんな言い方
咲良には通用しなかったよね。
気にしなくていいから。
送っていくよ。」



衛が、俯いてるわたしの頭を
撫でる。


でも、衛の言い方がなんか
ひっかっかった。

こども扱いされたみたいで
それでいて、誰かと比べられてる
みたいで。

納得できなかった。


歩き出そうと方向転換する
衛のシャツの裾を握りしめた。



 「どうしたの?」

衛が覗き込む。


 「・・・・。一緒にいたい。//////」


今のわたし、
これでも精一杯の勇気を振り絞ったんだよ。」