LOVE♥ハンター  ~愛すれば愛するほど


 「じゃぁ。明日。」


ジュースを飲み終えると稔君と
手つないで人ごみに消えていった
香達。


ポツンと置いてきぼり。



 「俺らも行こうか?」

衛が手を差し出す。


わたしはその手をしっかりと握った。



香達みたいにまだ大胆にもなれなくて。

お泊まりってことはそういうことだよね。
ってことも分かってる。


衛にだったら。
衛とだったら。

って考えてはいるよ。


でも、まだ勇気も心の準備も追いつかないよ。