LOVE♥ハンター  ~愛すれば愛するほど

目の前に見えてくるコンビニ。

ホッとしてしまう。


コンビニは、花火大会の帰りの
人ごみですごい賑わい。


わたしは、キョロキョロしながら
香達を探す。


 「咲良~。」

わたし達より先に人ごみに消えていった
はずなのにその声はわたしの後ろから
聞こえてきた。


 「香。」


 「ごめん。なんかもみくちゃに
されちゃって。」


 「わたしたちもやっとたどり着いたって
感じだよ。」



 「ねぇねぇ咲良・・・。」


香が浴衣の袖口を引っ張る。


 「ぅ~ん?」

わたしは衛からちょっと離れて
香に耳を傾けた。


 「そろそろ、稔と/////。」


 「あっ。//////。」


照れながら話す香につられて
こっちまで照れちゃう。


 「咲良はどうするの?」


 「わたしは・・・。」

何も考えられないよ。


 「咲良?」


 「わたしはひとりで家で寝るよ。」


だってそれしかないじゃない。

香みたいに・・・。
そんな勇気も、心の準備もまだ出来て無くて。