花火が終わり、煙をまとう夜空が さっきまでの輝きを失くしいつも以上に 暗く感じる。 「はぐれたら、待ち合わせした コンビニに集合しよう!!」 って香が言ってた。 今まで一緒に花火を見てた香達が いつのまにか人ごみの中に消えていった。 わたし達も、人ごみの中 繋がっている衛の手だけを頼りに 歩き出す。