LOVE♥ハンター  ~愛すれば愛するほど


「ひゅーーーーー
 ドーーーン!!!!」

大きい音が真上の方から
聞こえてくる。


円を描いて大きく広がる

色鮮やかな夜空の花。



衛と手をつないだまま
空を見上げる。


次から次と打ちあがっては散っていく
花火になぜか切なさを覚えた。


今までならこんなふうに考える
ことなんてなかったと思う。


だけどなぜかそう感じちゃったから。

繋がってる衛の手が離れないように
ギュッと力を込めて握りしめた。