LOVE♥ハンター  ~愛すれば愛するほど


 「わたし、香の家に
泊めてもらうよ。次の日はうちに
泊りに来てもらったりして・・・。
いいでしょう?」


 「香ちゃんが一緒なら・・・。
でも八重おばあちゃん寂しがるわねぇ。」


ママが頬杖ついてため息ついちゃってる。


ごめんねママ。

心でね。手を合わせて謝った。



 「浴衣は自分で着れるわね。
和室に掛けておいたから。」


 「うん。」

八重おばあちゃんに
「おなごは
浴衣ぐらい着れないといかんよ」って
ママとふたり特訓された。


八重おばあちゃんは着つけの先生。

教えるときはけっこう厳しくて
不器用なわたしは半泣き状態だったっけ。


でもでもそのおかげで、ママがいなくても
浴衣が着れるよ。

八重おばあちゃんに感謝だよ。