「咲良、スカート濡れるよ。 もう咲良は本当に手がかかるんだから。」 そういわれて足元を確認すると スカートの裾、ギリギリまで波が 寄せてきてる。 「仕方ないな。」 半分呆れ顔の衛が反屈みになって スカートの裾をちょこんと結んで くれた。 「着替えたが早そうだな。」 「うん。/////」 そのまま、わたしの手を引いて 海の家めがけて歩き出す。