わたしは目を閉じる。 目の前に映る衛を信じる。 深く息を吸う。 そしてゆっくりと息を吐いた。 「咲良おまたせ!! ごめん遅くなって。」 衛が爽やかな笑顔で現れた。 やっぱり衛は衛だよね。 わたしの知ってる衛。 優しい衛。 わたしの命を救ってくれた あの日の衛。 本当に素敵だったよ。 だからわたしは信じる。 目の前にいる衛を。