LOVE♥ハンター  ~愛すれば愛するほど


 「こんなこと頼むのおかしいって
わかってる。でもお願い。
佳奈に長谷川君を返してあげて。」


返してとか言われても
そんなの無理…。



わたしの判断だけでそう簡単に
あっちからこっちみたいなこと
出来ないよ。


だって何より
わたしは衛が好きだから・・・。



たとえ明日、佳奈先輩と同じ
めに遭ったとしても。


それでも衛を好きって気持ち
止められない。



 「すいません。 わたしには
返すとか返さないとか考えられません。
ま・・長谷川先輩と話してもらえませんか?」




わたしは、香の腕におもいっきり
つかまりながら、小さな声で訴えた。




そんなのわかってるわよ!!

そんな顔の先輩達。



敵に回しちゃったかな・・・?


でも・・・。それでも・・・。


わたしに頼むのは筋違いでしょう?


わたしの意思は変わらない!!