朝からの眩しい太陽。

気温はどんどん上がっていく。



つないだ手もうっすらと
湿ってくる。



 「ちょっと衛!! その女
誰よ!!」


校門をくぐると、俺の事を待ち構えて
いたのか女が仁王立ちして叫んだ。



 「はぁ。 お前に関係ないだろう。」


 「関係ないって何よ。
わたし達付き合ってるんでしょう!!」


 「バカじゃねーの。 お前が好きだって
いうから一晩付き合ってやっただけだよ。
ウザいから消えろ。俺の彼女は
こいつなの。」



この修羅場に登校してきた生徒達が
一斉に集まりだす。