ベットにもぐり込んで
眠りにつこうとしたときだった。
「咲良ちゃん、起きてる?」
小悪魔がわたしの前にあらわれた。
「起きてるけどどうしたの?」
「咲良ちゃんと衛さんって
そういうことだったんだ。」
「えっ!!!」
「だから、さっき見えてしまったの。」
「何が?」
「とぼけてもダメだからね。ふたり
KISSしてたじゃないの。」
「見てたんだ。」
「咲良ちゃん達って血はつながって
ないけど、一応兄弟だよね。」
「うん。」
「こんなこと許されるわけないよね。」
「・・・・・・・。」
「おじさんたちに言っちゃおうかしら。」
「・・・・・・・・・。」
「もしかして、おじさん達知ってるの?」
「まぁ。」
弥生ちゃんが、びっくりした顔してる。
そうだよね。
やっぱりびっくりするよね。



