LOVE♥ハンター  ~愛すれば愛するほど


 「本当はね。パパが心配したのよ。
男の子とふたりっきりにするなんて
って。」


ママが耳元で小さな声でささやく。




 「パパ心配性なんだから。だからなの?
ママが早かったの?」



 「そうともいう。」



流しから流れる水音できっと
わたしとママの会話はかき消される。



先輩には届かない。