LOVE♥ハンター  ~愛すれば愛するほど


屋上から見える青い空。

最高~。

なんて背伸びしてみる。


香は相変わらず仁王立ち。

腕なんか組んじゃってるし。


 「先輩どういうことですか?」


来た―!!!

逃げらしちゃいたいよ。


 「どういうことて?」


 「とぼけないでください。咲良
のことです。」


 「咲良のことって、見たら
わかると思うけど。 
よりもどしたんだよ。」


 「だから、どうしてそうなったん
ですか?」


 「咲良は何て?」


 「長くなるって教えてくれなくて。」


 「香ちゃん、それは照れだよ。
俺と咲良は、あっちの方も愛想が
よかったの。だからよりが戻ったって
訳。 あっちって分かる?」


香がみるみる赤くなる。


 「エロ衛!!」


 「でも、香ちゃん納得したみたいよ。」

衛が香を指さす。
香はひとりふらふら階段を下りていく。


 「えーーーっ。あんなんで納得するの?
どうして???」


 「香ちゃんには分かるんじゃない?
その気持ち?」


衛がニッと笑う。

 「いい加減なこと言って香を
刺激しないで!!」


 「嘘はついてないよ。
 今から試してみる?」


 「バカ!! スケベ!!」

屋上にわたしの声が響き渡った。