衛が昼休みに飛んできた。 「咲良・・・。」 わたしはママの作ってくれた サンドイッチを頬張る。 口いっぱいにサンドイッチ が入ったまま振り返る。 こないだまで、何も食べれなか ったのがウソのよう。 今は何を食べてもおいしい。 「その様子なら大丈夫そうだな。」 衛が呆れてる。 わたしは、紅茶でサンドイッチを 流し込み、廊下まで急いだ。