「よし、今日はここまでに
しとくか。」
「え~っ。まだテスト範囲
終わってないのに~。」
「一度に詰め込んでも忘れて
しまうだろう。」
「・・・・・・。でも・・・。」
「咲良さえよければ責任もって
テストまで面倒みさせていただきますけど
・・・。」
先輩がイジワルな笑いを浮かべる。
「先輩ばかにしてる~。」
でもうれしい。
先輩にまた会える。
「だって、ねっ。」
「先輩・・・。お願いします。」
「素直じゃん。」
先輩の手で、いいこ いいこ
されちゃった。
触れられたところから
伝わってくる体温が気持ちいい。



