その夜だった。
パパとママがわたしの病室の
ベットで話してくれたのは。


パパと長谷川真奈美さんの
関係を。


そして、もしかしたら、衛は
パパの子どもかもしれないこと。


もし、衛がわたしを傷付けた
としたら、それは全部パパ
のせいだということを。




わたしは、バカなあたまを
フル回転させた。


衛の苦しみにやっと
気付いてあげられたのかもしれない。