「これからのことなんだけど。
衛君に確かめておく必要があ
るんだが。
咲良にことは、本当にただ、わ
たしへの復讐のためだけに利用
しただけなのか?」
咲良の顔が強張る。
「返事次第で、今後の対応が
変わってきてしまう。」
「それは。 俺が咲良を傷付
けたからですよね。」
「それは、ちょっとちがうん
だ。これから、ここで家族として
みんなで暮らせていけたらって
思ってる。
でも、君を認知したら咲良と君は
兄弟になる。
もし、君達が想いあってるんで
あればそれは考え直さなくては
いけないことだから。」
考えてもいなかった。
俺がここで暮らすなんて・・・。



