「何のつもりだよ。」 「まずは、それを読んで ほしい。」 「はぁ~。なんでそんな面倒 なこと俺がしないといけないんだ。」 「いいから。」 あいつが無理やりにでも その手紙を読ませたそうだった。 「口で言えよなぁ。 ここまで 来てやったんだから、ちゃんと 話せよ。 俺も逃げずに最後まで 聞いてやるよ。」 「ちゃんと、ちゃんと話しは するから。まずはその手紙を、君の 母親が真奈美が残した手紙を読んで ほしいんだ。」