悶悶とした日々を過ごしていた。 咲良に近付き、利用して あいつの幸せをこの手で壊して やる!!! そう。 この目的はほとんどが達成できた。 今頃あの家の中の幸せは、 ヒビの入ったガラスみたいに もろく、いつでも割れて 壊れるだろう。 俺は、一枚の写真を握りつぶした。