「咲良・・・。 そんな目で見るな!!!!」 「ま・・もる。」 「こっちは最初からお前を 傷つけるために近づいただけなんだよ。 恨むなら、お前の優しいパパを恨むんだな。」 「どういうことなの??」 咲良が門にすがるように その場にしゃがみこんだ。 「パパに聞いてみな。 長谷川 真奈美って女の事を。」 「衛、待って!!」 俺は、二度と振り返らなかった。 咲良が、俺の名前を何度呼んでも 俺は無視しつづけた。