LOVE♥ハンター  ~愛すれば愛するほど


 俺は後ろを振り向いた。


くちびるを噛みしめ、流れる
涙を拭いながら、それでも
真っすぐ俺を見ていた。



何も知らないお前が羨ましいよ。


真っすぐな瞳で、俺を見れる
咲良が・・・。



お前が幸せに愛されて
過ごしてきた事は、
咲良、お前を見てれば
わかるよ。


だから余計に許せなかったんだ。



あいつを。

あいつの家族を。

あいつの幸せを。