LOVE♥ハンター  ~愛すれば愛するほど


 「おはよう。 百瀬早いな。」


生活指導の先生が門のカギを開ける。


 「おはようございます。」


門が開いてもその場を動かない
わたしを先生は不思議そうに
見ながら校舎の方に歩き出した。



生徒達の集団が見えてくる。


ここで待っていたら衛に会える。


わたしの横を素通りしていく学生達。


不安と絶望感で締め付けられる胸。

それでも、少しの希望にすがっていた。


でも、その希望はあっけなく砕け散った。